ツチケンモモコラーゲン

さくらももこ+土屋賢二『ツチケンモモコラーゲン』集英社文庫、2005年9月刊行、227頁、552円。 「哲学者を絶句させる漫画家と、漫画家とシンクロする哲学者が語り尽くす人生のあれもこれも。 人類をきっと救う、笑えるカタルシス対談&エッセイ」(裏表紙の解説より) 図書館で、たまたま目にして手にとって読んでみました。…
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村田 喜代子著『屋根屋』

村田 喜代子著『屋根屋』講談社、2014年4月刊、307頁、1600円   主人公みのりは、四十代の専業主婦。 五十代のサラリーマンの夫と高一の息子の三人家族。 自宅の屋根が壊れ、雨漏りの修理にやって来た、永瀬屋根屋と出会います。 永瀬は五十代半ばのがっちりした大男。 彼は妻に先立たれ、心の病の治療に「夢日記」を付けるこ…
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角田 光代著『対岸の彼女』

角田 光代著『対岸の彼女』文藝春秋、2004年11月刊、288頁、1600円   本書は、『別冊文藝春秋』2003年11月号~2004年7月号に掲載されたものを単行本化したものです。 主人公は二人の女性です。 主人公の一人小夜子は三十歳過ぎの三歳の娘を持つ専業主婦。 自分の新しい生き方を求め、小さな旅行会社に再就職をし…
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乙川  優三郎『脊梁山脈』

乙川 優三郎著『脊梁山脈』新潮社、2013年4月刊、353頁、1700円   本書は、「小説新潮」2012年1月号~2012年11月号に掲載されたものを単行本化したものです。 初出は以下の通りです。 「月の光」 小説新潮 2012年1月号 「寒の神」同上 2012年3月号 「蘇芳赤花」同上 2012年5月号 「…
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彩瀬 まる『骨を彩る』

彩瀬 まる著『骨を彩る』幻冬舎、2013年11月刊、239頁、1400円 不思議な味わいのある小説です。 タイトルにあるように骨、そして死者とのつながりをテーマにした5編の連作の短編小説からなっています。 夢の中で亡くなった妻の指が欠けていく「指のたより」。 亡くなった昔の先生の葬式での、かってのクラスメート…
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原田マハ『ジヴェルニーの食卓』

原田マハ著『ジヴェルニーの食卓』集英社 2013年3月刊 236頁 1400円  本書は、表題の「ジヴェルニーの食卓」を含む4編の短編集です。 それぞれの初出は以下の通りです。       「すばる」 「うつくしい墓 La belle tombe」 2009年 7月号 「エトワール L’ étoile」 …
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深沢 潮『ハンサラン 愛する人々』

深沢 潮著『ハンサラン 愛する人々』新潮社、2013年2月刊、286頁、1700円 この本は、在日韓国人・朝鮮人の2世、3世の生活を描いた小説です。 在日同士の縁組みを仲介するやり手のおばさん。「金江のおばさん」 この金江のおばさんが物語を繋いでいきます。 占い師ミスクの人間観察。「四柱八宇サジュパルチャ」 …
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金城一紀『SPEED』

金城一紀著『SPEED』角川書店 2005年7月刊 298頁 1100円 本書は、前回紹介した『レヴォリューション No.3』の続編で、「ゾンビーズ」シリーズの1冊です。 今回の主人公は、前回の名門女学校の女子生徒です。 彼女の大好きだった女子大生の家庭教師が謎の自殺を遂げます。 彼女は真相を突き止めようと、ある…
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金城一紀『レヴォリューション No.3』

金城一紀著『レヴォリューション No.3』角川書店 2005年4月刊 281頁 1100円 本書は、表題の「レヴォリューション No.3」を含む3編の短編集です。 それぞれの初出は以下の通りです。 ・「レヴォリューション No.3」  小説現代1998年5月号 ・「ラン、ボ-イズ、ラン」    小説現代1998年12…
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木皿 泉『昨夜のカレー、明日のパン』

木皿 泉著『昨夜のカレー、明日のパン』河出書房新社、2013年4月刊、237頁、1400円 この本は、読み終わった後、しみじみと余韻が残る小説です。 結婚直後に夫を亡くした妻テツ子と義父(ギフ)を中心に、彼らに関わる人たち、関わった人たちの物語です。 テツ子は、夫一樹が亡くなった後も、気象予報士の義父(彼女はギフと呼んでい…
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村上春樹著『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』

村上春樹著『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』文藝春秋、2013年4月刊、370頁1700円 主人公の多崎つくるには、高校時代五人の親密な友人グループがありました。 彼の言葉を借りれば、「乱れなく調和する共同体」でした。 彼を含んで3人の男子と、2人の女子で、彼以外の4人にはささやかな偶然の共通点を持っていまし…
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スコット・フィッツジェラルド著、村上春樹訳『グレート・ギャッビー』

スコット・フィッツジェラルド著、村上春樹訳『グレート・ギャッビー』中央公論新社、2006年11月刊 319頁2600円 スコット・フィッツジェラルドが、この作品を発表したのは1925年。 1974年には、ロバート・レッドフォードとミア・ファローの主演で映画にもなりました。 小川洋子によれば、この小説は「絶望という一点にのみ…
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越谷オサム『金曜のバカ』

越谷オサム著『金曜のバカ』角川書店 2010年1月刊 253頁 1600円 本書は、表題の「金曜のバカ」を含む5編の短編集です。 それぞれの初出は以下の通りです。 ・金曜のバカ         「野生時代」2007年6月号 ・星とミルクティー      「野生時代」2009年3月号 ・この町          …
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藤野恵美『ハルさん』

藤野恵美著『ハルさん』東京創元社、2007年2月刊、1600円、291頁 主人公の「ハルさん」、本名春日部晴彦は、ちょっと頼りない人形作家。 ハルさんは、娘の「ふうちゃん(風里)」が幼稚園児のときに、奥さん「瑠璃子」さんに先立たれ、以来一人で娘を育て上げました。 冒頭、ハルさんは墓前で、瑠璃子さんに、大学を卒業した…
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チェーホフ著/松下裕訳『チェーホフ・ユモレスカ ー傑作短編集Ⅰ』

チェーホフ著/松下裕訳『チェーホフ・ユモレスカ ー傑作短編集Ⅰ』新潮文庫、2008年7月刊、390頁、590円 「ユモレスカ」は、ロシア語で「ユーモア小品」を意味します。 しかし、ここでのユーモアは、ゲラゲラ笑うというようなユーモアではなく、どちらかというと辛辣な、読み終わってニヤリと笑うようなユーモアです。 チェ…
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野呂邦暢『草のつるぎ』

野呂邦暢著『草のつるぎ』文春文庫 1978年2月刊 236頁 380円 小説は、 第一部 「草のつるぎ」 第二部 「砦の冬」      あとがき      解説(丸山健二)からなっています。 初出は、『草のつるぎ』 文学界 1973年12月号(第70回芥川賞受賞)     『砦の冬』 同 1974年3月号で…
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連城三紀彦『恋文』

連城三紀彦著『恋文』新潮社 1984年年5月刊 213頁 950円 本書は、表題の「恋文」を含む5編の短編集です。 それぞれの初出は以下の通りです。 「恋文」小説新潮・1983年8月号 「紅き唇」小説新潮・1983年4月号 「十三年目の子守唄」小説新潮・1983年10月号 「ピエロ」小説新潮・1984年3月号…
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アンデルセン原作、森鴎外文語訳、安野光男口語訳『即興詩人』

アンデルセン原作、森鴎外文語訳、安野光男口語訳『即興詩人』山川出版社、2010年11月刊 600頁、1900円 文学史上最後の文語文と言われている森鴎外の『即興詩人』を、画家安野光男が5年の歳月をかけて口語訳として現代に甦らせたものです。 「まえがき」と「六十七の短編」、そして「あとがき」からなっています。 「…
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佐藤 多佳子『しゃべれども しゃべれども』

佐藤 多佳子著『しゃべれども しゃべれども』新潮社 1997 年8月刊 337頁 1,600円  古典落語に邁進する、二つ目の落語家「三葉」が主人公の恋愛小説です。 彼は熱血漢あふれる若者で、あがり症の従兄弟や口下手の美女から頼られて、話し方教室を開く羽目になります。 具体的には、「まんじゅうこわい」という落語を教える…
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